なぜダイエット=筋トレなのか!?

ダイエットに挑んでみようと、ダイエット方法をインターネットで検索してみると、筋力トレーニングを奨する記事が多く見つかり、知り合いのトレーナーに相談しても、筋トレが有効だと説明されるケースが多いと思います。

ダイエットの大原則は、「消費カロリー > 摂取カロリー」ですので、もちろん家でゴロゴロするよりはトレーニングをして身体を動かした方が良いことは簡単に想像がつきます。しかし、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動や、その他のスポーツでの運動とを比較した場合、果たしてトレーニングの方が有効なのか疑問を感じる方も多いかと思います。

そこで今回は、「なぜ筋トレがダイエットにおいて有効なのか」について説明していこうと思います!
(過去にダイエットをしたいという友人にトレーニングを勧めた時、「自分の趣味を押し付けてくるな!」と言われたので、ここでその誤解を払拭したいとう思いもあったりなかったり。)笑

トレーニングがダイエットに有効な理由

1、基礎代謝を維持・向上させることが可能

上述したダイエットの大原則である、「消費カロリー > 摂取カロリー」の消費カロリーは大きく分けて「基礎代謝」、「生活活動代謝」、「食事誘発性熱産生」の3つがあります。

その中でも「基礎代謝」は全体の約60%を占めています。

この基礎代謝とは、身体を動かさなくても自動的に消費されるカロリー(エネルギー)のことで、この基礎代謝は筋肉量が大きく関係しており、筋肉量が多ければ多い程、基礎代謝も必然的に高くなります。

ダイエット中には、どうしても体内の栄養が不足しがちになってしまいますので(栄養不足になることで体脂肪がエネルギーとして効率的に燃やされる)その栄養不足の状態では筋肉が発達することは難しいとされています。

しかし栄養不足の状態で、トレーニングを行わなければ筋肉も同様にエネルギー利用のために分解されてしまうので、ますます基礎代謝の低下に繋がってしまいます。ダイエット中のトレーニングは栄養不足の状況下でも、必要な筋肉を残し基礎代謝を維持することにとても重要なのです。

2、成長ホルモンの分泌により代謝が高まる

成長ホルモンの分泌は、成長期である10代がピークとなります。

それ以降は下降していく傾向が強いのですが、トレーニングを行うことによって、人為的に成長ホルモンの分泌量を高めることが可能です。成長ホルモンの分泌は、中性脂肪を分解し、エネルギーとして利用されやすい状態にすると言われています。

そのため、トレーニングを行うことで成長ホルモンの分泌量を上げることは、ダイエットにとって有効だと考えられます。

3、脂肪燃焼効果が持続する

筋力トレーニングのような無酸素運動の主なエネルギー源は糖質なので、トレーニングでの運動自体だけで考えると、体脂肪燃焼にとっては効率的だとは言えないかもしれません。

しかしトレーニングをすることで、成長ホルモンなどの体内のホルモン分泌が活性化されるため、トレーニングが終わった後も長時間にわたり体脂肪が燃焼されやすい体内環境になるとされています。

 

筋トレと有酸素運動どちらを選べば良いの?

結論は、両方組み合わせることがダイエットにとって理想的です。

筋トレの主なエネルギー源が糖質であるのに対し、ウォーキングやジョギングのような有酸素運動では主に脂質をエネルギー源とします。

そのため、それぞれの運動自体で比較した場合、有酸素運動の方が体脂肪燃焼には効果的だという意見が多くあります。

しかし、筋力トレーニングにはホルモン分泌の活性化による、長時間の体脂肪燃焼効果がある一方で、有酸素運動は運動時間中のみになります。

これらを考慮した場合、両方の強みを活かすために、筋トレと有酸素運動を組み合わせるべきだと言えます。

よくある疑問で、筋トレと有酸素運動の順番については、筋トレを先に行ってから有酸素運動を行う方が効果的とされています。

一般的に、有酸素運動での体脂肪燃焼効果は、20分以上がポイントとされています。これは有酸素運動の開始序盤は使用されるエネルギー源の割合が「糖質 > 脂質」であり、20分を超えると「脂質 > 糖質」に逆転するからです。

先に筋トレを行い、ある程度体内の糖質を使い果たすことで、有酸素運動開始直後から脂質がエネルギー源として使われやすくなるのです。またトレーニングを行うことで、アドレナリンの分泌が活性化され、体脂肪が燃えやすくなるとも言われています。ただ個人的には、無理にこの順番に執着する必要は全くなく、皆様の生活リズムに合わせて取り入れやすい方法で行うのが良いと思います!

ダイエットの為には、まずは何よりも1日の運動量を増やすことが肝心です!

 

まとめ

以上、”分かりやすく解説!なぜダイエットに筋トレが推奨されるのか!?”でした!

ダイエット目的の方でも、是非筋トレに取り組んでいただければと思います!

最後まで見ていただきありがとうございました!

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