私達が毎日健康な生活を送る上で重要となるのが睡眠です。
睡眠はただ単に身体の疲れを回復させるだけではなく、ストレス解消、筋肉や骨の維持・成長、記憶の整理などなど様々なメリットがあるのをご存知ですか?
しかし、中には眠りにつくことが出来ずに悩んでいるという方もたくさんいると思います。
そこで今回の記事では、睡眠効率を高めてくれる食材について詳しく紹介していきたいと思います。
質の良い睡眠をとるにはこれ!
それでは早速、睡眠効率を高める効果がある食材について詳しく解説していこうと思います。
1:くるみ
最初に紹介する食材はくるみになります。
くるみにはトリプトファンというアミノ酸が豊富に含まれています。
トリプトファンとは心身をリラックスさせる効果があります。良質な睡眠をとるためには気持ちを落ち着けることが重要ですので、くるみは睡眠効率を高める食材の1つと言えるでしょう。
また、トリプトファンはメラトニンを生成する上で非常に大事な栄養素でもあります。
メラトニンは「快眠ホルモン」と呼ばれているホルモンで、良質な眠りを促す効果があります。
また、それ以外にも強い抗酸化作用を持っているため、若々しい身体を維持する上でも重要なホルモンです。
くるみは2のつ意味で睡眠効率を高める効果がある食材な上、間食などで食べやすいのもメリットの1つです。ぜひ試してみてください。
2:トマト
次に紹介するのはトマトです。
トマトにはGABAとカリウムが豊富に含まれているというのが大きな特徴です。
GABAは主に脳や脊髄に作用し、精神を安定させ、交感神経の働きを抑制するという効果があります。
交感神経というのは身体が興奮状態だったり、ストレスを受けている状態の際に活発に働く自律神経です。しかし、睡眠時というのは交感神経の反対にあたる副交感神経が活発でなければなりません。
交感神経の働きが抑えられるということは、その結果、自然と副交感神経の働きが活発になるということに繋がります。GABAは睡眠の質を高めてくれる栄養素の1つなのです。
また、カリウムには深部体温を下げやすくするという効果もあります。我々人間の身体は体温が下がっていく際に、眠気を感じる構造になっているので、こちらもスムーズな入眠を助ける栄養素になります。
その他、トマトにはリコピンやビタミンC、食物繊維といった様々な栄養素が含まれているので、非常に健康に良いというのも大きなメリットの1つです。
スーパーやデパートなどで気軽に購入することが可能ですので、ぜひ食べてみてください。
3:ヨーグルト
次におすすめしたい食品はヨーグルトになります。
ヨーグルトは善玉菌を豊富に含んでおり、腸内環境を整えることが可能です。
「腸内環境と睡眠って関係あるの?」と疑問に感じる方も多くいるかも知れません。
実は先に紹介したメラトニンを生成するためにはセロトニンという別のホルモンが必要になります。
そして、セロトニンは腸内で生成されるため、腸内環境が乱れていると生成しにくくなってしまいます。そのため、腸内環境を整理することは睡眠効率を高めることに大きく繋がります。
また、ヨーグルトにはトリプトファンも多く含まれているので、そうした面でも睡眠向上に大きな効果があります。
ヨーグルトを食べる際には、眠気が来てほしい夜間にメラトニンが増えるよう、少しタイミングを考慮する必要があります。そのため、朝食時に食べるようにするのが最適でしょう。
4:肉類・魚介類
大まかな分類にはなってしまうのですが、肉類や魚介類を食べることも睡眠効率の向上に大きく繋がります。
肉類・魚類にはグリシンという栄養素が豊富に含まれています。
このグリシンには血管を拡張させ、身体表面の体温の上昇を促すことで、深部の体温を下げるという働きがあります。
先にも解説した通り、我々人間の身体は深部体温が低下していくのに合わせて、眠気が発生するようになっています。そのため、グリシンを摂取することは睡眠効率の上昇に大きく繋がります。
また、グリシンには他に、セロトニンを増加させるという作用もあります。セロトニンは精神を落ち着かせ、前述したようにメラトニンを生成するための材料にもなります。肉類や魚介類を食べることは、2つの意味で睡眠に効果的と言えるでしょう。
グリシンは肉類・魚介類の中でも特に
・牛すじ
・鶏軟骨
・豚足
・エビ
・カニ
などに多く含まれています。皆さんもぜひ意識して食べてみてください。
まとめ
以上、「睡眠効率を高める食材を紹介!」でした!
質の良い睡眠をとるためには、生活習慣の改善や見直しも重要なのですが、食事内容も同じくらい大事になります。
今回の記事で紹介した食材達は、比較的入手しやすいものばかりな上、睡眠効率を高める効果が期待出来るものばかりです。日頃から寝つくことが出来ず睡眠不足で悩んでいるという方は、ぜひ意識して食べてみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました!